このブログのタイトルにもなっているアニメ「アルプスの少女ハイジ」のなかで、私が最も食欲をそそられたのがアルムおんじの焼きチーズです。TVや映画観て「あれ食べたい!作ってみたい」と思うようになった、すべてのルーツがこの1品にあります。
5歳の少女ハイジがデーテおばさんに連れられてやってきたのはアルムの山小屋。スイスのマイエンフェルトから更に奥のデルフリ村から山を上に上に登っていったところです。道の途中にはペーターの山小屋もあります。近所に商店はありませんし、毎日食料を買いに出ることができるような距離でもありません。そのため日常の食料は食料庫に備蓄されています。その多くを占めているのがチーズでした。
ハイジの祖父であるアルムおんじは世捨て人のような暮らしをしていました。しぶしぶハイジを引き取ったおんじは、ハイジへの夕食のために暖炉でチーズを焼いてくれます。当時小学生だった私には、そのシーンがとても鮮烈でした。
お皿に素朴な黒いパンを切っておき、何をするのかとハイジが見ていると、おんじはチーズを大きくざっくりと切り、それを長い棒に刺し暖炉にかざしました。すると火に煽られてチーズがトロリと溶け出します。そこですかさずパンにのせ、あつあつをほおばる…
ああ、今思い出しても涎じゅる、です。しかし輸入チーズが手軽に手に入らなかった当時、私はとろける種類のチーズがあるとは知りませんでした。そこで学校給食の3角形のプロセスチーズをフォークに刺し、ガスコンロで焼きました。――――もちろん失敗です。黒こげでした。しくしく。幼いらんこの夢は炭化し、ゴミ箱へと消えていきました…
しかし、最近では輸入食材のスーパーもあればネット通販もあります。とろけるチーズなんてごろごろしています。では、なんで今まで焼きチーズを作れなかったかというと、数あるとろけるタイプの中のなんという種類のチーズだかわからなかったのです。でも最近「アルプスの少女ハイジ公式サイト」で、ハイジに出てきた数々の料理のレシピが紹介されているのを見つけ、あの焼きチーズはラクレットというのだと知りました
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